アニメファンの始まりは、海のトリトンだそうです。しらんけど。
うちのボスは、おっさんというより、じいさんかな。私もおばさんだけど。
人は物心つくのが3歳くらい、3歳あたりの記憶は残ってるといわれてます。いま20代の方が3歳の頃というと、1994年~2004年くらいなのかな。30代なら1984年~1994年、40代なら1974年~1984年。
このあたりまでの記憶はうっすらでも残ってることになります。
そう考えたら、音楽でも映画でも、アニメでも、そしてテレビ番組でも、今の作品の状況がなんとなく理解できます。良くも悪くもですけど。
とくに、2000年以降はデジタル化の技術や、作品作りの体系化と理論化が急速に進んで、テクニカルな面では、それ以前より良くなってきてます。
でもね。
なんか新しくないんですよね。やっぱり、アイデアとかシナリオとか、もっと感性の部分が進化してないと新しいとは感じないんです。
アニメだと、今ちょうどこんな番組やってます。後から読んだ方は、ネット配信などを探してね。
まあ、この場合は、技術論中心なんで、そんなもんかなぁ、と思うんですけど。
(富野さん79歳かぁ。そうなんだぁ。)
アニメに関して、とくにアニメファン(オタクじゃないよ)の歴史を動かしたのは、大きく3つの作品だと、うちのボスが言っております。
まず、最初は「海のトリトン」です。これは、手塚治虫先生の原作で、西崎義展氏がプロデューサー、富野喜幸(由悠季)氏が監督を務めたテレビアニメシリーズです。この作品こそ、アニメファンとそのサークルが誕生したきっかけになった作品と言われているそうです。
それ以前は、アニメが好きな中高生もいたものの、まだアニメファンと呼ばれる存在はなかったそうです。
その次は、「宇宙戦艦ヤマト」。西崎義展氏がプロデュースしたこの作品は、テレビ放送では振るわなかったものの、再放送で人気を得て、劇場版ではアニメ作品としては異例の初日前からの徹夜組がでてきたり、劇場前に長蛇の列ができたり、と、ある意味エポックメイキングな作品です。
当時は、ラジオドラマ版なども放送され、雑誌OUTがアニメ誌になるきっかけであるとともに、アニメージュなどのアニメ専門誌が発行されるきっかけともなっています。
そして、「機動戦士ガンダム」。富野喜幸(由悠季)氏が総監督を務めたこの作品も、テレビ放送では振るわなかったものの、再放送で人気を得て、劇場版が作られています。ガンプラのヒットや月刊ニュータイプなどの創刊はおちろんですが、コスプレはこの頃が起源とされ、オタクという言葉が出来たのも、この頃だそうです。
そのあとも、いろいろありますが、大きな動きは「新世紀エヴァンゲリオン」になるんですかね。
そんなわけで、アニメファンを動かしたアニメでした。