今日もなんだか騒がしい

宣伝スタッフの美姫がラジオのネタを探します。

会社を商品として作って、商品として売って儲ける。そんな会社作りもあります。

日本でも起業家が増えていることはいいことですね。でも、5年で60%が倒産・廃業しています。昔と違い、資本金が1円でも株式会社が作れ、ハードルはほぼありませんから。必要書類や手続きに必要な資金も7万円程度ですし、高校生でも簡単に株式会社を登記できちゃいます。

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「会社を作る」何かっこよさそうですし、信用が得れれそうですし、代表取締役なんてステイタスに聞こえますから、会社を作ろうと安易に考えるのも理解できます。

ところが、会社にしてしまうと、毎年色々と面倒な手続きがあります。確定申告です。うちのボスも昔は会社を立ち上げたことがありますが、ほぼ個人事業だったので、会社用と自分用の確定申告を行うという二度手間が嫌になって廃業したそうです。

たしかに、ある程度の売り上げがあるなら、銀行からの借り入れとか、会社にした方がいい場合もありますが、開発資金や研究資金がいらないなら、会社にしても、あまり意味がないこともあるみたい。

それに、いまなら、クラウドファンディングもあって、会社である必要はあまり大きくないと思います。

人手が足りない。事業を広げたい。なら会社設立

個人事業やある程度固定したメンバーで、仕事をするのなら、直ぐに会社にする必要はないよね。自分だけ、スタートメンバーだけではこなせない仕事量になってからでも遅くないしね。

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個人事業主であっても、経費や打ち合わせに伴う遊興費は認められますし、各種保険などの支出が必要なく、その分をメンバーで分配した方がいいからです。

その後、事業が拡大してきたら、従業員を増やす際に、会社にするのがいいと思います。会社として従業員を雇うためには、社会保険や年金保険、失業保険の手続きをはじめ、さまざまなことが必要になります。

そうした手続きや経費を支払ってでも人手が必要であるのなら、会社を設立して従業員を増やしたらいいかも。

創業社長時代の終焉

近年では、創業100年を超える老舗企業でも、創業家が社長を務めるというのが、少なくなってきました。会社は法人という別人格であり、創業者や創業メンバーとは別の存在だからです。

社員と従業員の集合体である会社は、営利を追求するのが第一目標です。そのために必要であれば、誰が社長であっても構わないわけです。

そして、長く愛される商品やサービスを提供することで、社会に貢献する、それが会社の在り方です。最初から、会社にして、後から商品やサービスが付いてくるということはありません。

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さらに最近では、PayPalFacebookYoutubeのように、創業者が会社を売却することも多くなってきました。日本ではZOZOTOWNを売却した前澤氏が有名です。

会社こそが売りものであり、お勧め商品だ。

これまでのように、自分で事業を続けていくための会社、というのもまだまだ増え続けていくでしょう。

しかし、「会社そのものを商品と考える」そうした視点もあるかもしれません。陶芸家や木工職人のように、会社を作るわけです。これから必要とされるであろう商品やサービスを提供する会社を商品として最初から作り上げるんです。

もちろん商品ですから、事業が軌道に乗ったら、売ってしまいます。そして、必ずしも、一番乗りで新たな事業を始める必要はありません。二番手や三番手で事業を始めて、一番手の弱点を克服することで、トップに肩を並べることが出来れば、それでもいいんですよ。

そうです。売れる会社を作るというのであれば、新たなアイデアを一から作る必要はないんです。中国の企業のように、既存の産業から、工夫すれば大きく伸びそうな事業をピックアップして、そこで会社を作り育てて、軌道に乗ったら売る、それも会社の作り方であり、運営の仕方なんです。

あなたはまだ、自分で作ったっ会社や、独自のアイデアにこだわりますか?