マイナカードは、銀行のキャッシュカードのようなモノ
なにやら、ボスのツイッターというか、Offce441のツイートから始まったコメントが独り歩きしてるようです。
一旦終わったんですけど、他の方がまたコメントしあってるんですよね。まあ、いいんですけど。
それでいろいろ考えたんですけど、マイナカードは、銀行のキャッシュカードみたいなものだと考えたらわかりやすいんじゃないかと思うんですよ。
銀行の場合、キャッシュカードが無くても、入出金も、振込もできますよね。でも、通帳と印鑑が必要ですし、窓口が開いている時間じゃないと、入出金も振込もできませんよね。
キャッシュカードがあれば、ATMが使えるので、ほぼ24時間、365日、入出金も、振込もできますよね。
役所や税務署も、マイナカードが無くても手続きできます。でも、身分証明書以外に必要書類があったりしますし、やっぱり窓口が開いている時間じゃないと、手続きできませんよね。
マイナカードがあれば、コンビニの複合機(コピー)で、ほぼ24時間、365日、手続きできます。
もちろんすべての手続きが、コンビニで出来るわけではありませんが、日常的に頻度の高い住民票や戸籍、印鑑証明などが手軽に入手できます。
ネットバンクみたいなオンラインはできないの?
さらに、ネットバンクだけでなく、一般の銀行もオンラインで手続きできるようになってきましたよね。ネットでの手続きには、IDや暗証番号以外に、ワンタイムパスワードが必要です。
現住所が登録されていないと、ワンタイムパスワード用の端末が手元に届かないこともあります。かなり、厳重に保護されていますよね。
確定申告など、行政の一部の手続きもオンラインでできます。確定申告の場合、収入や経費などを入力して、簡易的な帳簿をウェブで作成すれば、そのまま確定申告書に反映されるので、何度も書き写したり確認したりといった手間がありません。
マイナカードが無くても、確定申告書の作成はずいぶんと簡単にできるようになりました。ただし、マイナカードが無いと、作成した確定申告書をプリントアウトして郵送しななくてはなりません。それは、オンラインで本人確認ができないからです。
マイナカードがあれば、行政側で本人確認ができるので、そのままオンラインで確定申告書を送ることができます。また、マイナンバーなら、各種保険や住民税金なども紐づけられるので、そうした金額の入力も簡単に行えます。
マイナンバーだけじゃダメなの?カードも必要?
なぜマイナンバーだけじゃだめなのか?ということを考えてみましょう。
国民全員に、マイナンバーは交付されていますが、まず、自分のマイナンバーを暗唱できる人はほとんどいませんよね。自分を証明する数列なのに誰も気にかけていない。それじゃあ、必要な時にマイナンバー思い出せないんじゃないです。
だったら、スマホとかにメモしておけばいい、と思いますよね。でも、メモするなら、保険証と同じようにカードの方が便利じゃないですか?
そして、一番の問題は、本人確認のナンバーということは、一種のIDナンバーですから、本人を証明するためには、暗証番号と一組になっている必要があります。暗証番号はいかなる場合でも、本人が決めるのが一般的です。
仮パスワードなどを発行することもありますが、それは一時的なもので、本人が決定して補完する必要があります。
そうなると、役所の窓口か郵送で、IDと対になるパスワードを申請する必要があります。マイナカードを作るよりは簡単かもしれませんが、結局は役所の窓口で手続きするようなことになるわけです。
こうして、マイナンバーにパスワードをつける手続きをしたら、いいような気もしますが、それだけだとセキュリティーが不安ですよね。いまどき、一つのIDとパスワードだけで個人情報が利用できるなんて考えられないでしょ?
IDとパスワードを知っていれば、誰でもあなたに成りすませる、では困りますよね。そこで、マイナカードであれば、カードを持っていることだけでなく、2つのパスワードで保護されています。
もちろん、マイナカードを盗まれたりすれば、あなたに成りすませますが、IDとパスワードだけよりは被害は少ないです。それに、現状で言えば健康保険証だって、盗まれたら成りすましに使えますからね。
銀行口座作ったらキャッシュカードがあれば便利それと同じ
それでも、納得できない人もいるかもしれませんね。
ここまで書いてきた内容が理解できるなら、マイナカードは行政手続きを利用するのに便利なカードで、銀行のキャッシュカードみたいなものだということはお分かりいただけたことと思います。
もちろん、銀行口座を作ったからといって、キャッシュカードを作る必要が無いように、マイナカードを必ず作る必要もありません。
ただ、マイナカードを持っていれば、書類の引き出しや手続きが簡単になります。