空飛ぶクルマと言い張るドローンコプター。デメリットばかりに気なるのは私だけ?
たびたび話題にあがる空飛ぶクルマ。
実際には、クルマとは全く別物なんですけど、その呼び方、何とかならないのかな?
空を飛ぶクルマ、というイメージだと、自宅の駐車スペースから、飛び立って、せいぜい民家の屋根の上くらいの高さを移動する、と考えてしまうのは私だけなのかしら。
ところが、いま話題にあがっている空飛ぶクルマ、というのは、ご存じの通り、人が乗れる大型のドローンの事です。
そして、その発着には、ヘリポートに充電設備などを備えたモノが必要とされています。しかも、都心での発着設備は、まさにヘリポートと同じく、高層ビルの屋上を利用することが計画されているようです。
高層ビルの屋上に、発着するということは、飛行高度は高層ビルよりも高いことになりますよね?
なんだろうなぁ。
それだと、空飛ぶクルマじゃなくて、簡易式ヘリコプタか、垂直昇降式オートジャイロなんじゃないのかしらね。
もともと、空を飛んだらクルマじゃないんだから仕方ないけど、免許はヘリコプターに準じたものになるだろうし、ヘリよりは操縦は簡単になるだろうけど、適用されるのは、道交法じゃなくて航空法なんだろうな。
基本構造はドローンだから、自動運転で安定して飛ぶんだろうけど、あんなものが、街中で頭の上を何十台も何百台も飛んでたら、危なくて仕方ない気もするんですよね。
それに、違反車両(便宜上車両とします)を取り締まるのも大変なんじゃないのかな。空飛ぶパトカーが必要ですよね。これまでは、ヘリにしてもセスナにしても、エアポートやヘリポートでしか離着陸できなかったのに、街中でも簡単に離着陸できるとしたら、犯罪者が逃走に使うのは明らかですし、スピード違反とか、駐車違反とか、無謀運転とか、当て逃げとか、どうやって取り締まるんでしょう??
空飛ぶパトカーで追跡中に、他国の大使館に墜落したり、米軍基地を領空侵犯したり、洋上の外国船に不時着したり、ちょっと考えるだけでも、不安な要素がたくさんあります。
もちろん、メリットもありますけど、それはせいぜい渋滞に巻き込まれない、といった程度の事なんじゃないの?
たぶん、ヘリや飛行機じゃないのなら、民家など建物の上を飛ぶのは禁止で、道路や河川の上しか飛ばせない規制をするだろうし、どこでも着陸していいわけじゃないし、メリットよりデメリットの方が多い気がするんですけど。
どなたか、こうしたデメリットを乗り越えるような、空飛ぶクルマの決定的なメリットをご存じの方いらっしゃったら教えてくださいね。