今日もなんだか騒がしい

宣伝スタッフの美姫がラジオのネタを探します。

ゲーセンは業界人用語?いいえ、バンドマンの隠語です。

f:id:paikaru:20210322190113j:plain

業界用語、と言われるものがあります。

広い意味では、デパートなどの従業員同士で使う隠語とか、
キャビンアテンダントが使う隠語とか、
お寿司屋にも隠語ありますよね。

あとは、電鉄関係や運送関係などの専門用語も業界用語です。

でも、業界用語と聞いて、ピンとくるのは、
放送業界、広告業界、バブルの頃のギョウカイ君(知らないかな?)
で出てくるような言葉だと思います。
正確には、業界用語というより、業界人用語ですね。

でもね。

ギッロポン(六本木)、
チャンネー(お姉ちゃん、女性)
などの逆さ言葉。

ゲーセン(5千円)ツェーマン(1万円)
などの言葉。

これは、本来バンドマン用語なんですよね。

歴史は古く、60年代、米軍キャンプに、
日本人のジャズバンドが多く出入りしていた時代。

というより、当時はまだロックバンドはなかったからね。

そうした日本人バンドマンが使っていたのが、
バンドマン用語です。

フランキー堺さんやトニー谷さんなど、
後に、テレビや映画で大活躍するわけですけど、
そうしたなかで、徐々にバンドマンだけでなく、
特にテレビ関係でも使われるようになっていきます。

それが、バブルの時代にスノッブだと勘違いした
テレビや広告などのいわゆる業界人が
やたらと使ったことで、いつしか業界人用語に
なっていったようです。

ちなみに、ジャズ関係では今でも使われてると思いますが、
ロックやポップス、ニューミュージックなど、
他のバンドではあまり使われていません。

だって、ジャズはズージャといいますが、
ロックをクッロとか、ポップスをスッポプとか、
いう人を見たことも聞いたこともないですから。

ご存じない方のために、付け加えておくと、
ゲーセンは「G」と「千」で、ギターの第五絃がGなので、
「G=5」と「千」なので5千のことです。
ツェーマンは第一絃の「C」と「万」なので1万となり、
ゲーマンなら5万です。

なので、業界人用語=バブル語というのは、
現象面としては正しいのですが、
本来の意味としては間違っています。