今日もなんだか騒がしい

宣伝スタッフの美姫がラジオのネタを探します。

アフガニスタン情勢は、他の内戦と違って見える。それは、米国の失策が引き金だからですね。

アフガニスタンを見ていて思うことがあります。つらつら書いてみます。

最初に思うのは、米軍の撤退は準備不足というか、随分と乱暴な撤退だなぁ、と思えてなりません。あれでは、撤退じゃなく退却ではないんでしょうか?

そこで、気になるのが、アフガニスタン正規軍がまったく出てこない、とうことですよね。タリバンと反タリバンはいるのに、正規軍が全くみえてこないです。

アフガニスタンに米国が駐留して、20年も経つのに、まともな正規軍が育たなかったというのも、米国の失策といえるんじゃないかなぁ。

米国がちょっかい出して失敗するとどうなる?

これまでにも、米国が失敗したことは何度かあります。

一つは、ベトナム戦争ですね。ただ、いわゆる独裁政権ですが、強権政治が行われることもすくなく、政治も経済も安定しています。こういった方向に向かうのであれば、心配はいらないんですけどね。

もうひとつは、ベトナム戦争中に、北ベトナムなどを共和国軍とともに駆逐するために、緩衝地帯になっていたカンボジアに侵攻した作戦です。
結果的に、カンボジアの内戦が勃発し、ポロポト政権を誕生させてしまします。

今回は、後者のポルポト政権のような、恐怖政治が行われるのではないか、というのが一番の懸念です。

新型コロナが、タリバンを倒すか?

ところで、アフガニスタンでも、新型コロナは発生しているものの、比較的感染者は少ないように見えます。

そもそも、アフガニスタンに入国する外国人が少ないこと、その多くが政府やNPO、医療関係者など、限られた人たちなのが、一つの要因なのかもしれません。

また、タリバンがこれまで支配してきた地域は、国外から人がやってくるようなこともなく、タリバンでコロナに感染している人はほとんどいないのでしょう。

しかしながら、少なからず感染者がいる首都カブールに、タリバンは足を踏み入れてしまいました。彼らはこれまでに、ワクチン接種を阻止する行動をとっています。

中国やロシアが支援の手を差し伸べ、外国からカブールに再び人が入ってくるようになれば、さらにコロナの危険度は増すかもしれません。

そして、外出が制限され、ブルカを強制される女性よりも、男性の方が感染しやすいのではないかと考えています。

そして、思うのです。もしかしたら、タリバンを駆逐するのは、軍隊でも、兵器でもなく、新型コロナウィルスなんじゃないかと。