テレビや新聞の有識者や投資の専門家より、優秀なGPIFが37兆円の黒字。
年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が、37兆円以上もの黒字となりました。昨年は、2019年度が8兆円の赤字だと大騒ぎしていたテレビは、サラッと流すだけですし、批判していた有識者はだんまりを決め込んでいます。
いわゆる反対派、の皆さんは、なんで自分の発言に責任が取れないんですかね。もちろん、GPIF批判していた野党の議員の皆さんも同じですけど。
実際、毎年数兆円~数億円の赤字と黒字を繰り返しているものの、総じてプラス収支となっています。
2001年からの収支は次の通りで
年度 | 年度収支 | 総収支 |
2001年度 | -5874 | -5874 |
2002年度 | -24530 | -30404 |
2003年度 | 48916 | 18512 |
2004年度 | 26127 | 44639 |
2005年度 | 89619 | 134258 |
2006年度 | 39445 | 173703 |
2007年度 | -55178 | 118525 |
2008年度 | -93481 | 25044 |
2009年度 | 91850 | 116894 |
2010年度 | -2999 | 113895 |
2011年度 | 26092 | 139987 |
2012年度 | 112222 | 252209 |
2013年度 | 102207 | 354416 |
2014年度 | 152922 | 507338 |
2015年度 | -53098 | 454240 |
2016年度 | 79363 | 533603 |
2017年度 | 100810 | 634413 |
2018年度 | 23795 | 658208 |
2019年度 | -82831 | 575377 |
2020年度 | 377986 | 953363 |
※単位:億円
2001年、2002年と累積赤字になってしまっているものの、その後は黒字が続いていますよね。
そして、昨年度は37兆円という膨大な黒字となっています。
ここ20年で、最大の損失でも、一兆円には届いておらず、リーマンショック級の株価下落でなら40兆円以上の損失が出るという意見もありますが、それでも現在の累積利益の半分にも満たないです。
もちろん、リーマンショック級の暴落が起きたからと言って、必ずGPIFで損失が出るとは限らないですけどね。
株式や投資というのは、そんなに単純ではありません。それは、儲からないということでも、儲かるということでもないです。
儲かる人は儲かる、損する人は損する、それだけのことです。投資に成功している有識者や専門家なら、テレビに出演したり、新聞や雑誌で執筆したりなんてしませんよね。
この20年で言えることは、GPIFの運用は、投資の専門家より儲けている、ということです。